天使と悪魔 上・下

ダン・ブラウン「天使と悪魔 (上・下)」(角川書店、2003年〜私が借りたのは2005年21版)図書館にて。

かの「ダ・ヴィンチ・コード」の著者による小説。といっても、実はこちらが先行した作品らしい。
お友達のみーしゃさんから、熱烈プッシュをうけ、「ダ・ヴィンチ・コード」を読み、その面白さに仰天させられてからずいぶんたつ。やっとこの本を借りて読むことができた。

こちらも主人公はおなじみのラングドン。図像学者である。図像学というもの、学生時代に少し講義で聞いたことがある。絵画や彫刻に描かれた内容から、それらが指し示す(象徴する?)ことを読み解くという学問だと思う。講義の際には、宗教画を例にとって、その中に書き込まれた小物によってこの人物が誰かとか、この人物がどういう人かとかそういったことを読み解いていったように思う。とても面白く興味深かった。

今回も謎解きにはその図像学が大きく関わってくる。
核よりも大きな破壊力を持つという反物質が科学研究所から持ち出され、なんとバチカンに持ち込まれたという。おりもおり、バチカンでは、新しい教皇様を選ぶ選挙を迎えようとしていた。
その死体に残されたしるしなどから、ラングドンは、次の殺人の場所、殺人方法、そして反物質の置かれている場所、更に犯人までを追跡することになっていく。

出版社/著者からの内容紹介
全米300万人を不眠にさせた、怒涛の徹夜本が、ついに日本上陸!

図像学者ラングドンの元に世界最大の科学研究所セルンの所長から紋章についての問い合わせが入る。それは男の全裸死体に押された焼印で、すでに消滅した、ガリレオが創設したという伝説の秘密結社の紋章だった……

ハ-ヴァ-ド大の図像学者ラングドンはスイスの科学研究所長から電話を受け、ある紋章についての説明を求められる。紋章は秘密結社<イルミナティ>一七世紀にガリレオが創設した科学者たちの結社のもので、この世にはもう存在しないはずの伝説の紋章だった。それが男の全裸死体の胸に焼印として押されていたのだという。殺された男は、最近極秘のうちに世界初の大量反物質の生成に成功した科学者。反物質は核の数十倍のエネルギ-を持つが、既に殺人者に盗まれ、密かにヴァチカンに持ち込まれたという。スピ-ド感あふれ、ひねりと衝撃が連続の、タイムリミット・サスペンス!



とにかくスピーディであること、更に驚くほどの情報が詰め込まれているところが、魅力。
手がかりを読み解くということ、そしてその手がかりの先にある殺人をふせぐべく、派手に動いていく。
動と静が一緒になっていて、非常に面白い。
舞台となったバチカン、その内部構造や、組織なども興味深く感じた。

天使と悪魔(上)天使と悪魔(上)
(2003/10/31)
ダン ブラウン、越前 敏弥 他

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天使と悪魔(下)天使と悪魔(下)
(2003/10/31)
ダン ブラウン、越前 敏弥 他

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