サクラのコート

サイトの犬日記にも載せた画像だけれど・・。
サクラのコートを縫った。
大きかった・・。
生地が薄かったから、春にでも着せてみよう。ぶかぶかだけど・・。

先日、散歩中にシュナウザーちゃんに出会った。
普段、ほとんど同じような大きさのわんさんに出会わない。
うちのご近所さんが飼っているのは、柴犬やゴールデン、
もしくは雑種。あ、ビーグルもいたっけ。
皆中型犬から大型犬。
それ以外は、お散歩に連れて行かない小型犬を飼われているのか
昔、ポメラニアンに遭遇した以外ほっとんど、サクラサイズの
わんこさんを見ないのだ。
そういう意味でも、シュナウザーちゃんはサイズ的にも雰囲気も
サクラの遊び相手にはいいかも・・と思った。
飼い主さんも、サクラを見かけて話しかけてくださった。
犬仲間になれるかも?
と思ったのもつかの間、
においを嗅ぎあったあと、逃げるサクラ・・・。
遊んでいるのか、逃げているのか・・。
追いかけるシュナウザーちゃん。
走っていこうとするサクラ。
ひっぱられて、結局、お互いのわんこの名前すら教えられなかった。

くぅぅ。

今度逢うときは、もうちょっと仲良くできるといいね、サクラ・・。060130203208.jpg


08:34 | 愛犬さくら | trackbacks (0) | edit | page top↑

まったり

好きな声がある。
紅の豚の、ポルコの声。そして、刑事コジャックの声。
そう、森山周一郎さんの声だ。
渋い〜、いいなぁ。
以前から好きだったのだが、目下ミステリチャンネルで、コジャックを放送していて(時間帯的にあまり見ていないのだけど。)時々ちらりと声を聞くとうっとりだ。
昔は広川太一郎さんの独特の話し方や声も好きだった。(アニメ「名探偵ホームズ」ではまり、以来、広川さんの声がちらりとでも聞こえると「ホームズ!」と言ってしまう。)
好みの声って、皆それぞれあるんだろうなぁ。

さて、久々にブラウニーを焼いた。
午前中はメガネさんは仕事だったので、遠出しない予定だったのもあって、女子マラソンをゆっくりと観戦。帰宅したメガネさんがしばし休憩している間に、焼いてみた。
で・・・若干生地が柔らかくなってしまった。
ん〜〜。
粉が少なかったのかも。きちんと計ったはずだけど、実は一度間違えた!と思って計りなおした。それが間違いのもとだったのかも。
でもまぁ。なんとか食べられる硬さ。いいにおいにつられて、メガネさんも復活。ほんわりあったかいうちに食べたら、なかなかだった。

短いながらサクラの散歩にも二人で出かけた。サクラの歩く姿は可愛い。後ろから見るとなおさら。ういやつじゃ。

本は、東野さんの「探偵倶楽部」読了。クールという印象。硬質な感じもする。これから気を入れて読みたい作家さんの一人だ。
感想はまた後日に。
あと、フェニモア先生シリーズを読み返した。心臓医でもあり内科医でもあるフェニモア先生が探偵役をつとめるミステリ。コージーミステリにはいるんだろうか・・。看護婦のドイルさん、助手のホレイショが生き生きしている。
あとは庄野潤三さんの本を数冊。これも感想は後日に。

テンプレートを変えてみた。
このデザインは、たぶん、「ふわふわ。り」のbareさんのものでは??
違うかなぁ、猫ちゃんわんちゃんが似てる〜と思う。





22:17 | 日々のこと | trackbacks (0) | edit | page top↑

一月のこと

今年に入ってから落ち着かない。
気ぜわしい。

そうそう、舞台「屋根の上のバイオリン弾き」を見に行った。
市村さん主演の。
もう、市村さんしか目に入らないような舞台だった。
差別を受けているユダヤ人の村落に暮らす牛乳配達の一家。
市村さん扮する家長のデヴィエは、伝統を重んじながらも暖かく優しく
ひょうきんな部分をもち、また毎日のように神様に向かって語りかける神を信頼する男。恐妻家でもある。村のいろんな人々に頼りにもされ、それは敵対する立場にある巡査でも変らない。
そんな彼には三人の娘がいる。それぞれ適齢期を迎えつつある彼女たち。
父が娘の結婚相手を決めるという伝統に基づいてデヴィエは相手を
決めようとするのだが・・・。
市村さんに釘付け。
歌い、踊り、ひょうきんに私たちを笑わせ、またしんみりと父の心境を落とされても落とされても神を信じるところをみせる。
魅せられた。
ただ、個人的には、娘たちの役、もっとなんとかなるんじゃないかなぁなんて思った。昼の部だったからパワーを押さえていたのかなぁ。いまひとつだった。

父のバースディ&父母の結婚記念日があった。
続けざまにあるので、娘たちは結構大変だ。
父がほしがっていたベンチコートを捜し歩いたけれど、寒いせいか、売り切れ・・。結局、時代小説を贈った。池波正太郎好きは共通するのだけど、それ以外の時代小説でなかなか父の好みがつかめない。
宇江佐真理さんも、北原亞以子さんも、澤田ふじこさん、司馬さんもいまいちだった様子。山本周五郎さんと藤沢周平さんのは、本人も買い集めているため、どれを持っているか読んでいるか分からないし・・。む・・難しい。

図書館が目下閉館中だ。
古い建物だから、工事が入っているらしい。
う〜〜〜〜辛い。
とっくに、読む本が尽きている。
手持ちの海外コージーミステリばかり読み返している。
海の上のカムデンシリーズ、女性鍛冶屋メグシリーズ、そして主婦探偵ジェーンシリーズ、料理人フェイスシリーズ・・・・。
シャンディ教授シリーズを含むアリサ・クレイグ(=シャーロット・マクラウド)作品群に手を出す前になんとか再開してほしいものだ。







10:04 | 日々のこと | trackbacks (0) | edit | page top↑

「凍りついた香り」、「九つの殺人メルヘン」「蜻蛉始末」「separation」


小川洋子「凍りついた香り」(幻冬舎文庫、2001年):小川さんの本は好き。その好きな部分をうまく言い表せないけれど・・・たぶんどこか意地悪があるから。醜悪な野蛮な感じがあるのに、透明感があるから。
調香師だった恋人が自殺した。彼が残した手がかりは、自分のために特別に作ってくれたオリジナルの香水「記憶の泉」だけ。
そして、彼の残した過去や経歴は彼女の全くしらないことばかりだった。弟がいたことも、スケートが得意だったことも、数学コンクールでの数々の輝かしい結果も。
彼の過去から自殺の原因を探ろうと彼女が動き出す。日本を離れ、はるかプラハまで・・。
ドキドキする話だった。先へ先へと読み急いでしまう。彼は何をおもっていたの?どうして黙っていたの?主人公と同じ思いで追跡していく。
以前図書館で借りて読んでいたのだけれど、細かなところは忘れていて、それでも、数学コンクールや、香水、孔雀といった小さなキィワードは覚えていた。好きな1冊。


鯨統一郎「九つの殺人メルヘン」(光文社文庫、2004年):最近私の中で鯨統一郎ブーム。笑。
とある日本酒バーで今宵をくだをまく男三人。ミステリ好きのマスター、主人公で警察官の工藤、そしてバーに来ているのになぜか水を飲む自称犯罪心理学者、山内、同じ42歳の厄年トリオ・・・その三人が話題に載せるのは、話題になっている殺人事件だ。ああでもないこうでもないと、謎解きを始める三人。そして、そこへ登場するのが大学でメルヘンを専攻しているという女子大生桜川さん。彼女が日本酒をくくっと飲んで軽く酔ってくると・・・グリム童話を手がかりに、美しい推理が展開され、真相が暴かれていく。よっぱらったマスターが崩れ落ちるまでには全ての謎が解き明かされる。
九つの連作短編集。
謎解きもさることながら、語られるグリム童話の新解釈も楽しい。目からうろこ・・まさに。

北森鴻「蜻蛉始末」(文春文庫、2004年):またまた大好きな作家さん、北森さんの文庫。
図書館で読んだはずだけれど、感想は載せていなかったような気がする・・。文庫を発見して購入。
幕末、長州藩の萩で高杉晋作の下に集う若者がいた。志士。彼らの思い、働きは大きなうねりとなり、政治を動かす。奇兵隊決起、禁門の変、幕府による長州征伐・・・・そして明治維新。
その中で長州藩の商人藤田傳三郎とその影のような存在だった男とのかかわりを描き出した長篇。
明治となってはや12年経ったある日、大商人藤田傳三郎は偽札事件の主犯として逮捕され峻烈な取調べを受ける。その事件は、彼の幼馴染である「とんぼ」こと宇三郎の姿が見えたのだが・・彼らの過去がゆっくりと蘇る。そして、更に大きな力があったこと、とんぼと呼ばれた男の真実が明らかになっていく・・。
面白い!!個人的に明治維新のころの話は好きというわけではないのだけれど、これは面白かった。


市川たくじ「Separation」
(アルファポリス、2002年):図書館にて。ネットで公開されていた小説を出版したものらしい。悟と裕子という恋人同士がおりなす悲しい物語。
市川さんが「裕子」さんに向けて書いた、たった一人のためにだけに書かれた物語だそうだ。
「separation」では恋人となり妻となった裕子が、どんどん幼くなっていく病にかかってしまう。妻なのに娘にしか見えなくなっていき、ひらがなしか読めなくなっていく彼女・・それを優しく切なく辛く見つめなんとかしようともがき、そして受け入れ、愛する・・。
「voice」では恋人同士だった二人が彼の病によって距離をおくことになる。どうしようもなく惹かれあいながら離れていく二人・・そして・・。
どちらも、恋人との理不尽なものにさえぎられた別れとその中でもつながっているという感覚が描き出されている。



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大島真寿美「水の繭」、鯨統一郎「邪馬台国はどこですか?」


大島真寿美「水の繭」(角川文庫、2005年):以前図書館で借りて読んだ本が文庫となっていた。すばやくゲット。表紙の雰囲気などもとても可愛らしくて好み。
主人公とうこ(この名前も好き)の家族はもういない。とうこの兄を連れて家を出て行き父と離婚した母、そして最近死んだ(自殺の疑いもあり)父。誰もが自分を置いていってしまう・・。
ぽっかりと孤独となりなげやりに何もかもに適当に暮らしていた。そんなある日、従妹であり、小さいころから家出の常習犯だった瑠璃がやってくる。そして、父の死をとうこの兄である陸や別れて暮らす母に知らせるべきだと、陸の居場所を調べはじめる。また、瑠璃ととうこにとって思い出深い廃屋に突如不思議なカップルが住み着き、なんとそこでカフェを始めるというのだ。とうこの夏が動き始めた・・。
どこか抜けているような、でもどかっとびっくりさせられるような、飛躍があってでも足は完全に地上から離れていない。そんな小説。こういう小説って好き。

鯨統一郎「邪馬台国はどこですか?」(創元推理文庫、1998年):以前友人が読んでいて、その題名からとても気になっていた1冊。でももともと歴史ミステリというようなジャンルがあまり好みではないことや、この中に出てくるキャラクターの話を聞いて、なんとなく敬遠していた。
でも、このところの個人的な鯨統一郎ブーム(とんち一休さんの一冊を読んで以来)で、ようやくこの本に手を伸ばした。
面白い。
やっぱりあるキャラクターは好きになれないし、歴史ミステリだけで全編ひっぱっているところや、会話の進め方や話し方が好きじゃないけれど、それでもそれでも、引き込まれてしまう。
その理由は、いまだかつてない歴史の見方、常識を覆す飛躍をどうやって理屈で収めるのか・・にどうしようもなく引っ張られてしまうから。
こういった歴史の謎に興味がないからこそ、言いくるめられてしまっているのかもしれないけれど。笑。
曰く「仏陀は悟りを開いていない」「邪馬台国は東北にあった」「聖徳太子と推古天皇と蘇我馬子は同一人物だ」「本能寺の変は信長の依頼で起きた」「明治維新の黒幕は勝海舟だ」「イエスの死体はユダだ」
恐ろしい。
面白い。


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「風の証言」、「靴に恋して」、「ミタカくんと私」


鮎川哲也「風の証言」(創元推理文庫、2003年):徹頭徹尾アリバイ崩し。複雑で、でもすごく面白い。
植物園で見つかった二つの死体、一人はある会社の技師として企業スパイである同僚を問い詰めようとしていた男性、もう一人はバレリーナ。二人の間にはつながりがないことから、男性の殺人事件を目撃したバレリーナが口封じのために事件に巻き込まれたのだと判断される。
そして、そのスパイである同僚を丹那刑事が追い詰めていくのだが、その同僚はあるアリバイを盾に犯行を否認する。
更に捜査を進めていくうちに意外な事実が・・・。
しっかりラストは鬼貫警部が登場して、二人の刑事の活躍で、どんどん出てくるアリバイが一つ一つ検証され、丁寧に重箱の隅を突くように調べられていく。見つかった小さなほころびが、それら全てを崩壊させ、事件が解決に向かうまで・・。
集中して読めた。

「靴に恋して」(ソニーマガジンズ、2004年):図書館にて。谷村志穂、野中柊、斉藤綾子、横森理香、狗飼恭子、山崎千里、甘糟りり子、やまだないと各氏による靴にまつわる短編集。図書館にて。
靴はこの短編集全体の中でキィワード。
とにかく、靴好きにとって、この短編集は手にとらずにはいられないものではあった。けれど、どうものめりこめないまま読み終えてしまった。
どの短編にも靴というものを特別に大切に描かれていて、なかなか。だけど・・もうちょっと・・もうちょっとで痒いところに手が届きそう・・という感じを持った。靴はすごく丁寧に上等に上質に描いていほしいモチーフなのだ。

銀色夏生「ミタカくんと私」(新潮文庫、2000年):銀色さんの小説。エッセイより好きかも。淡々としていてのほほんとしていてひそかに波乱があって。銀色さんの作品に対する丁寧な態度が好き。表紙や中に挟んであるものや、中のイラストや、あとがきの感じまで、きちんと自分の作品として、目を通して管理して作り上げている感じがするから。近しい感じに思えるから。
19:42 | 本の感想 | trackbacks (0) | edit | page top↑

「おまかせハウスの人々」「心霊探偵八雲3」「鮎川哲也と13の殺人列車」「なみだ特捜班におまかせ!」「四月になれば彼女は」「ネクロポリス」「狐宿の人」「平安京の検屍官」

読んだ本たちについて簡単に・・。


菅浩江「おまかせハウスの人々」(講談社、2005年)図書館にて。近未来が設定の短編集。ロボットの子供の里親となる女性、コミュニケーションを機械に頼ってしまう男性、ナノテク治療、食材から引き起こされる新型の病、よりビビッドな色彩を求めてしまう女性、そして表題作となった何もかもがおまかせの至れり尽くせりの家に住まうモニターたち。扱われているものは全て、「ああこういうことが実際に数十年先にはありそう」と思わされるものばかりで、その中で悩んだり苦しんだりする人間というものは、今も菅さんが描き出す近未来ででも変らない。こういう悩み、そのうち体感する日がくるんじゃないだろうか。主婦として「フード病」が一番怖いかも。


神永学「心霊探偵八雲3」(文芸社、2005年):図書館にて。死者の魂を見ることが出来る青年八雲。そんな赤い目を持つ彼が挑む死者と生きる者たちとの間で起きる事件。1と2は未読なのだけど、以前から興味があったため、図書館でみつけて思わず借りてしまった。とはいえ、前作を未読でもなんとか状況は把握できた。
八雲と同じ赤い目を持つ男性が登場し、行く先々で彼とリンクし、そしてつながりのないように見えた事件がつながる。登場人物が少しばかりうるさいし漫画ちっくな面もあるのだけど、そのぶんとても読みやすい。前作や続きも読んでみたい。

鮎川哲也編「鮎川哲也と13の殺人列車」(立風ノベルス、1989年):図書館にて。巨匠鮎川哲也氏による鉄道ミステリアンソロジー。「これも鉄道ミステリ?」と思うような作品も中にはあるけれど、どれも面白い。江戸川乱歩の偽者までいる。「鉄道ミステリ」といわれるとアリバイ崩し?と思うけれどそれにとらわれない、とにかく鉄道が絡んでいるミステリが集められている。江島伸吾氏による「巡査と踏切」が特に怖くて(その皮肉なラストが)印象的だった。

鯨統一郎「なみだ特捜班におまかせ!」(ノンノベル、2005年):図書館にて。最近鯨統一郎さんの小説が気に入っている。この「なみだ特捜班におまかせ!」も昨年から気になっていた1冊。
さて前作「なみだ研究所にようこそ」でも大活躍だったサイコセラピスト波田煌子(なみだきらこ)がとぼけた様子でまたまた大活躍。意図しているのか無意識なのか、彼女が突如言い出すむちゃくちゃなことが、なんと事件の真相をずばり射抜く。まさに真相解明ならぬ「真相あて」。それがなんだかうまくいく。彼女がキラリと涙を流すと事件は終わっているのだ。
面白い。前作と似たような登場人物を踏襲しながら場所を警視庁特捜班に移した連作短編集。(ただ最後の最後はちょっと違う。笑)シリーズ第三弾「なみだ学習塾をよろしく!」の連載も始まっているとかで、ますます目が離せない。

川上健一「四月になれば彼女は」(実業之日本社、2005年):図書館にて。主人公の沢木圭太は、将来を嘱望されたピッチャーだったのだけれど高校在学中にひじの故障によって自ら野球をやめる。だらだらとした日々をすごす中で、不良たちとの喧嘩などに明け暮れる。そして高校卒業を前に決まっていた就職もひょんなことがきっかけで取り消しになる。怒涛のように彼の人生が変っていく、不思議なくらいに様々なことが盛り込まれた1日のできごと。面白い。それにしてもむちゃくちゃだ。
 
恩田陸「ネクロポリス上・下」(朝日新聞社、2005年):図書館にて。恩田さんの新作。予約の順番がなかなか回ってなかった。
ある一部の人々だけが懐かしい思いのある故人とある時期限定で、実際に会うことが出来る場所「アナザーヒル」そしてその時期は、ヒガンと呼ばれている。死者たちを「お客さん」とよび彼らと過ごすことが出来るのだ。なんとも不思議な設定からして恩田さんらしい。
イギリスと日本が混ざり合ったかのような場所、風習、雰囲気。面白い面白い。わくわくする。そんなアナザーヒルで起きたいつにない事件の真相は・・・。さすがの筆力で最後までぐぐっとひきつけられた。
が、個人的にはそんなに好きではない。
 
宮部みゆき「孤宿の人、上・下」(新人物往来社、2005年):図書館にて。これまた予約待ちが長かった小説。宮部さんと恩田さんという人気作家さん二人の本を年末年始にかけて借りることが出来たのはとてもラッキーだったと思う。
さてこの「狐宿の人」。これほど切なく悲しく、救いの少ない話って・・と思ってしまう。最初から最後まで泣いた。
あの人もこの人もみんな去ってしまう。
江戸時代、丸海藩にいわくつきの人物「加賀殿」が江戸から流されてくる。権力者でありながら自ら妻子を殺し鬼となったといわれる加賀殿。彼の幽閉を押し付けられたところから、丸海藩にとって様々な怪異が襲い掛かってくる。きちんと心を正しく、惑わされずにまっすぐ見つめれば、襲われずにすむような恐怖が藩全体を多い、民の心はすさんでいく・・。
これも宮部作品として、個人的には好きではない。悲しすぎる。

川田弥一郎「平安京の検屍官」(祥伝社、1998年):図書館にて。思っていたよりもおどろおどろしいどろどろした小説。平安時代の検非違使をつとめる坂上元継を主人公に、貴族社会の変死事件の謎が解き明かされる。謎解きのきっかけとなるのは、におい。彼の愛人となる女性顕子はとても嗅覚が鋭く、変死体に残された殺人犯の残り香をかぎ分けることが出来るのだ。(勿論、平安時代のことだから、独特のお香のにおいもあっただろうし、今ほどお風呂に入らない当時体臭も強いということなのかもしれない。)また、死者の霊を呼び出し話すよりまし(いたこみたいなの?)の技をつかうものもおり、死者からの証言も元に彼と顕子の恋も絡め、物語は展開する。
設定自体は面白いけれど、全体的に男女の絡みのことが多くてあまり好みではなかった。

銀色夏生さんの、バリとモルジブの旅の本、今現在のお家のお庭(すごく広くて木々が多くて素敵)の本、鯨統一郎さんの「邪馬台国はどこですか」「いろは歌に暗号」エラリークイーンの「Xの悲劇」「シャム双生児の謎」「チャイナ橙の謎」などなども楽しく読んだ。感想はまた。
  






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遅まきながら

あけましておめでとうございます。
今年もどうぞどうぞよろしくお願いします。

一番忙しいであろう年末年始、風邪につかまってしまった。
実家のみんなやメガネさんの実家にまで色々と迷惑をかけまくりの年明けとなってしまった。

今年こそ、もう風邪や病気につかまらず健康に一年を充実させたい。

自分の風邪以外にも色々と小さな事件大きな事件が家族内外でおき、思いのほか慌しい日々をすごしている。
本を読むペースもいつもに比べると格段に落ちている。
サイトの更新ペースもすっかり落ちてしまい、お友達には申し訳ないのだけれど・・なかなかパソコンには向かっていても更新できずにいた。
こんな感じで更新ペースは落ちてしまうかもしれないけれど、読んだ本の記録は出来るだけつけていきたいものだ。

また、昨年の読んだ本の中からベスト10を決めるという作業も手つかずだ。出来るだけ早く、せめて二月が来る前に決めて公開したいと思う。

すべきこと、したいこと、それらをしっかり着実にやっていきたい。



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