ママたち

久しぶりに神戸に行った。
学生時代を過ごした町で、今も友人が数人いる。
思い出深い町。

今回は、平日だったのもあり、すでにおちびさんがいる友人二人と会うことが出来た。
午前中は、オケでの仲良しと須磨でごはん。彼女の娘ちゃんたちは、もう小学校一年生と幼稚園生だ。ちょうど運動会の振り替え休日だったとかで、上のお姉ちゃんがママと一緒に来てくれた。このちびさんには、数年前にあったことがあるのだけれど、その成長ぶりにまずびっくり。
しっかりしていて、見た目も性格もとっても可愛い。以前の、「幼児」らしい感じがするりっと、「小学生」らしい感じに変っていた。子供って本当に成長が早いんだなぁ。学生時代からみんなの憧れでもあった友人も、やっぱり素敵なまんまで、優しくてしっかりもので綺麗なママだった。でも、出会った瞬間からやっぱり学生時代に戻ってしまう。近況や昔話に興じてしまい、ちびさんは退屈だったかもしれない。申し訳なかったなぁ。ちびさんの学校の話になると、きちんとママの顔になる友人がまた素敵だった。リラックスできるほわんとした雰囲気の喫茶店でお茶した後、とても眺めのよいレストランでランチ。優雅だった〜。
付き合ってくれたちびさん&ママ、有難う。

続いて今度は甲南山手駅へ移動。学生時代にはなかった駅だ。そして思い出深い町に近い駅。六甲道、住吉、摂津本山・・・・流れていく駅の風景すら懐かしい。この路線を日常的に利用していた日々は、もう、はるか遠い昔の話なのだなぁ。

そして駅で待ち合わせしたのは、今年ちびさんを産んだばかりの新米ママちゃん。おっとりとして静かで、それでいて芯の強さを感じさせる色白の彼女は、ちびさんを乳母車にのせて、かたことやってきてくれた。
考えてみれば、彼女と単独でおしゃべりするのってすごく珍しかった。
彼女のお家にお邪魔させていただいた。ちびさんは、人見知りが始まったと聞いていたので、さぞかし泣かれてしまうんだろうなぁ・・と思っていたのだけれど、初対面の瞬間から、にっこり。その後もおおむね、にこちゃんで、色々遊ぶことが出来た。ちょうど歯が生え始めるころなのか、歯茎が痒そうで、おもちゃをあむあむしたり、私の指輪にくっついていた小さな星(ビーズ)が気に入ったらしく、しきりに触ってにこにこしてくれた。抱っこもさせてもらったんだけど、ずしっと重たくそして、あったかくて、ぷにょぷにょしていて(でも思っていたよりずっと骨格がしっかりしている感じで)感激だった。つるりっとしたほっぺがなんとも可愛い。すっかり彼のとりこになってしまった。
まだ、はいはいは出来ないらしいのだけれど、足でける力ってすごい。ママにだっこされたまま、地面をけってジャンプを繰り返していた。はいはいより先にたって歩き出しそうな感じすら受けた。
いつも思うのだけれど、ママになると、皆、あったかな光を体から発しているように見える。その光は、周囲の人をほわんとあったかく照らして、安心させてくれる。そして、何があっても動じない感じがする。彼女も、あったかな光であかちゃんをくるんで、魔法のように手際よく、静かにおしゃべりしながら、あやしたり、おむつを替えたり、お茶をいれてくれたりして、素敵だった。

二人の素敵なママに出会えた1日だった。

けれど、その前後はなんだかばたばたしていて、自分のがさつさをまた一段と感じたような気がする。もっと丁寧に生活しなくては・・・・。ふぅ。

帰宅したら、サクラが甘えてまとわりついて、抱っこされたまま眠ってしまった。あぁ可愛い・・・・お留守番ばかりさせてしまってごめんね。
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「ダージリンは死を招く」「クッキング・ママの鎮魂歌」

海外ミステリ二冊。
ローラ・チャイルズ「ダージリンは死を招く」(2005年、ランダムハウス講談社文庫):歴史的町並みが残るチャールストンでこだわりのティショップ「インディゴ・ティーショップ」を営むセオドシアが主人公のミステリ・・と聞けば、ミステリ&紅茶&美味しいもの好きがそのままスルーできるはずもなく・・表紙に惹かれて手に取ったのが運のつき(?)でであった1冊。
歴史地区の由緒ある邸宅が開放される町をあげての催しが今年もチャールストンでは催されていた。中でも好評だったのがセオドシアがプロデュースし紅茶を提供する(由緒ある邸宅の庭で催された)お茶会。このために腕利きのティーブレンダードレイトンの指導のもとセオドシア自らブレンドしたお茶も大好評だった・・その紅茶のカップを手にしたまま死んでいる悪名高き土地開発業者バロンが発見されるまでは・・。しかも、ティショップのスタッフでもあるすばらしいお菓子職人ヘイリーの友人ベサミーが第一容疑者となってしまう。その後セオドシアにも嫌疑はかかるし、町中に噂が広まりブレンドティは売れなくなるし・・・。そこで素人探偵として名乗りをあげたセオドシア。周囲の人を片っ端から疑いながらも真相に近づいていく。
ミステリとしても、意外な結末にびっくりしたし、途中に挟まれているドレイトンからの一口紅茶メモや、巻末のセオドシアのレシピも美味しそう。人物もおおむね魅力的で、個性豊かなのでごっちゃになりにくい。それに、挿絵もひそかにかわいいし、セオドシアの愛犬アールグレイもツボだった。二作目三作目が楽しみなシリーズの始まり〜。

ダイアン・デヴィッドソン「クッキング・ママの鎮魂歌」(2005年、集英社文庫):クッキングママシリーズももう12冊目!インパクトのあった表紙の絵も今回から変った。(個人的には、前の方になじんでいたのもあって、まだ違和感がいっぱい・・)そして、なんと今回で殺人事件の被害者となるのは、ゴルディの元夫のして、お金持ちの医師、スーパースペシャルハンサムマンであり、見た目と中身は大違い暴力夫で浮気者の犯罪者ジョン・リチャード・コーマンなのだ。
あのげす野郎(Byゴルディの親友でありコーマンの元妻の一人マーラ)が殺された!クッキング・ママシリーズ読者にとってはひっくり返るような驚きを感じさせられまた「やっとコーマン退場か」とも思わされる。それほどこのシリーズでは毎回悪役でゴルディと息子アーチを苦しめてきた存在で、ある意味このシリーズには欠かせない悪党だった。
シリーズ途中で犯罪者となり、刑務所に入ったはずが、自分の魅力を最大限に利用し、模範囚となりなんと早めの出獄。その後も自分のパワーを使って女性たちを食い物にしていたらしい・・その傍らで勿論ゴルディへの嫌がらせはやめないし、息子アーチを毎週必ず呼び出す。ゴルディにとってはまさに困った存在であり続け暴力の記憶も消えない。その彼が殺されたことによって、勿論疑われるのはゴルディ。
おりしも、現在のゴルディの夫であり信頼できる敏腕刑事であるトムはある事件のことで落ち込んでおり、仕事も休んでいる状態。前作で反抗的だったアーチはお金持ち高校からの転校によって以前の素直なアーチに戻ってはいるものの、ゴルディにとってまたしても試練のときだ。
いやはや、踏んだりけったりだけれど、ゴルディ、いつもの好奇心と正義感、そして美味しそうなレシピで展開されるケータリングを息抜きに今回も大活躍。
いつもゴルディがこのコーマンがらみでパニックになったりするのが読者としては読んでいて辛かったので、こういう結果になったのはちょっと安心できるかもしれない。今後もシリーズは続くらしいけれど、どういう風になるのか、興味がある。


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恩田陸「蒲公英草紙」クラフトエヴィング商会「アナ・トレントの鞄」大橋歩「大好きだるまー」

恩田陸「蒲公英草紙〜常野物語」(2005年、集英社、図書館にて):恩田さんの新刊。図書館で即座に予約したものの、随分順番待ちした。
随分前に読んだ常野の人々のシリーズ。といっても、常野の人間ではない少女が主人公。
村の医者の娘峰子は、村を束ねるお屋敷「槙村」のお嬢様聡子様の遊び相手として、お屋敷に出入りするようになる。聡子様は、体こそ弱いものの、凛とした美しさとすがすがしいまでの「正しさ」を身に着けた少女だった。槙村の家に伝わる1つの古びた書見台、それに関わり深い民が村を訪れ、そして槙村の家に伝わる行事の日がやってくる。少女と槙村の関係者は「しまう」ということを知る。そんなある日襲ってくる大きな災害・・槙村の娘として聡子さんは・・そしてその結果を受けて、「しまう」民は・・。
大人になっていく少女峰子の気持ちの揺れも描きながら、常野の人々、そして(戦前には実際にこういう村があったかもと思わせる)村のありよう、その芯となる一家(その一員であること)の重みなども描き出されている。悲しいのだけれど、どこかほんわり暖かく、でもそれを超えて辛い時代への予感を感じさせる。恩田さんはやっぱりすごいなぁ。

クラフトエヴィング商會「アナ・トレントの鞄」(2005年、新潮社、図書館にて):久しぶりのクラフトエヴィング商会の本。やはり丁寧なつくりと物語を感じる世界がしんとして、好き。
ずっと遠くから見ていたものを手に入れるべく、仕入れの旅に出かける。その旅の目的は映画の中でアナ・トレントが持っていた鞄・・だけれど、勿論途中で寄り道して思いがけないものが手に入る。手に入った品々「あてもなく、意味もなく、拾い上げられたり、集められたりしたもの。」と「忘れられて居場所を失い、人々のかたわらから、消え去ろうとしているもの。」の二種類に分類された詩的な34品の商品カタログ・・・。
ウィットに富み、想像をはためかせてくれるよすがとなる架空の品々とそれらの写真。お洒落で楽しい1冊。
特に気に入っているのは、「七つの夜の香り」と「ただひとつの夜の香り」。「マアト」も食べてみたい。

大橋歩「大好きだるまー」(2003年、大和書房):大橋さんの愛犬だるまーに関するエッセイ&イラスト集。何度も読んでいる本。
黒ラブのだるまーは、大橋さんのライフスタイルをたぶん大きく変え、毎日振り回している。その振り回されっぷりと、反対にだるまーに色々押し付けて失敗しちゃう毎日が描かれている。
お互いにまだうまく付き合っていけてない感じの生活が描かれているせいか、だるまーも大橋さんも双方がかわいそうな感じもする。大橋さんのエッセイの中ではそんなに好きではない本なのだけれど・・でも描かれているだるまーはかわいい。
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珍しく映画の感想など

先日、久しぶりに映画館で映画を見た。
「チャーリーとチョコレート工場」:この映画の原作がすごく好きだ。ロアルト・ダールのちょっと意地悪な、夢のある物語。小学生のころ、何気なく手に取ったこの本、夏休みに読書感想画を描く・・というワークショップのようなものに(小学校の図画の担任の先生が募ったもの)小学四年生のころに参加した。その際に、この本の一場面を描くことにした。当時すでに、映画化されていたようなのだけれど、たぶんまだ見ていなかった。でも、画にしやすい内容のように思えた。で、選んだ場面は、バイオレットがバイオレットになっちゃう場面(←まだ見ていない人のためにちょっと表現を規制)。これがまた、すご〜く楽しい作業だった。当時日本で発売されていた本の挿絵に影響を受けていて、たぶん、バイオレットの髪は縦ロール、ウンパルンパはちっちゃな茶色い肌を持つ人間として描いたはず。
それから、数年後に映画を見た。(今回公開されたものではなく、かなり古いバージョン)原作とは少し違っていたし、ウンパルンパは激しく怖い感じで、かなりシュールだった。けれど、お菓子がとにかく美味しそうで!特に冒頭のチョコレートファクトリーの様子は大好きだった。
そして、このたび、ティムバートン監督で、チョコレート工場が再び映画化!嬉しかった。だって、ティムバートンとチョコレート工場はなんだか雰囲気がぴったりに思えたから。しかも、ワンカさんはジョニーデップとあれば、これは絶対見ずにはいられない。
第一印象としては、やはり以前の映画を見慣れていたせいか、ウンパルンパにびっくり。でも、CGのパワーを感じた。すごい。
そして、ベルーカ・ソルトのリスの場面があったことにも感動。リスがすばらしい。付け加えられていたワンカさんと父親のエピソード(たぶん原作にはなかったはず)も、メッセージをストレートにしてるし、ワンカさんの持つ暗さやおどろおどろしい感じの原因がわかるように思え、良かったと思う。ただ、映画のワンカさんて、どっか怖いんだよね・・・。ただひたすらに明るいあったかい物語ではないけれど・・。
今回の映画でいえば、ワンカさんが最初に登場するシーンの人形は、怖すぎです・・。そして、お菓子は前作の方が美味しそうだったように思える。なんでだろう・・。


そして昨日は「妖怪大戦争」を見た。
すねこすり〜〜〜。
この一言に尽きる。
そして、豆・・・。
主役は、川太郎と小豆洗いとも思える。

それにしても、神木くんは、かわいい。そして、ちらっと画面にでてくる、ビッグな顔ぶれにびっくりだ。
大沢在昌、宮部みゆき、京極夏彦、そして、水木しげる・・・荒俣宏もいた・・・。すごすぎだ・・。芸人、歌手、役者、作家・・・ビッグネームぞろいで、またみんな楽しそうで。面白かった。

09:33 | 日々のこと | trackbacks (0) | edit | page top↑

少し残念、だけど楽しみ。

実は先週末からメガネさんは一週間の夏休み。(遅いけど・・)
というわけで、東京ディズニーランドへいこう!と計画していた。
旅行会社で予約もして、予定も色々・・だったけど・・・。

サクラちゃんが発情期に!
預ける予定だった実家には男の子わんこ、ボクちゃんがいるし、
何かと心細そうにまとわりついてくるサクラを置いていく?
それで楽しめる?
と二人して自問自答の日々が続き・・・
キャンセルしちゃいました〜。

おかげで、ぽっかりあいた一週間。さて何してすごそうか?
いつもなら多いところも平日なら人も少ないだろうね、どこへ
いこうか?
日帰りでちょろちょろ動こうね。
とかえって楽しみが広がったのかもしれない。

ディズニーランドは確かに惜しかったけれど、また絶対いくつもり。

楽しもう。

妹が再び旅立った。淋しいなぁ。と言いつつ、またすぐ帰ってくることになっているんだけど。いつでも待っているし、いつでも快く送り出してあげようって思っている。沢山勉強してよき友達を得て、充実した毎日を送っている様子の彼女、頼もしい。

08:07 | 日々のこと | trackbacks (0) | edit | page top↑

いしいしんじ「麦ふみクーツェ」森絵都「永遠の出口」田口ランディ「ドリームタイム」

随分前に読み終えていたけれど、感想が書きにくく、載せられなかった本たち。
いしいしんじ「麦ふみクーツェ」(2005年、新潮文庫):いろんな方のサイトで感想を目にし、心ひかれながらも、読まず嫌いだった1冊。ふとしたときに本屋さんで平積みされていたこの文庫と目があって(?)しまった。
ティンパニストであり、音楽にとりつかれているような常軌を逸したところのある祖父と、数学者であり、素数にとりつかれているようで常軌を逸したところのある父とくらす少年、ぼく。飛びぬけて背が高く、本当の猫みたいな声でにゃあ!といえるそんな少年、ぼく。ねこと呼ばれている(猫の鳴き声が上手だから)彼は、あるとき不思議な音を聞く。とん、たたん、とん・・というその音は麦ふみクーツェの足音だった。
不思議な感じのお話。童話のような寓話のような、とても近いところで起きたような・・。なんとなく宮崎駿さんの描き出す世界が舞台のような・・・。ちょっとへんてこで、ものがなしい調子で進んでいくのだけど、最後はほわんとあったかく幸せになる。焼きたてのパンみたいな本。

森絵都「永遠の出口」
(2003年、集英社):図書館本。「永遠」という言葉をキィワードに少女から女性へと向かう女の子の世界の広がりやドキドキに満ちた幼い恋などを描く小説。
主人公紀子の小学校四年生の「仲良しグループ」、五年生のクラスの先生との摩擦、六年生での幼い恋と幼い絶望、中学生での破天荒な生活、家族のできごと、高校時代の切ない恋愛・・・。
形は違うだろうし、起きた事件もぜんぜん違うのに、何か昔の自分に起きたことと重ね合わせてしまいそうなリアルな感じ。こんな風に育ってきた友人がいそう。自分がこういう風な経験を経てきてもおかしくないと思える。でも、どこかふわっとしているのはやっぱり物語の世界だから?安全なところから読んでしまう。
面白かった。

田口ランディ「ドリームタイム」(2005年、文藝春秋):図書館本。田口さんの本って、避けたい・・と思っていてもなぜか書架から追いかけてくるような気がして、つい手にとってしまう。
読んで心地よくなるような本ではないのだけれど。
ランディさんって暗いところをじっと縁から見つめて立ちすくんで、そこから戻ってくる人・・そんな風に思う。
実際にはいない、けれど、いそうな気がする、そんないびつな部分を持った人々が登場する13個の物語。夜の話。


10:17 | 日々のこと | trackbacks (0) | edit | page top↑

緑化フェアと本屋へ行った

お花がいっぱいのイベント(緑化フェア)へ行った。
会場の中心に湖がしつらえてあり、そこに張り出した形でのチャイニーズカフェがあったり、動物の形に作ったグリーンがあったり、幻のユリや、青いバラが展示されていたり、広い広い芝生があったり・・と
盛りだくさんのイベントだった。
とにかく園内が広く(ミニ汽車?も走っていた)歩くだけでもけっこうなものだったし、折からの好天でとても暑かったけれど、メガネさんと二人でふらふらと楽しんだ。
もっと植物に詳しかったら、きっともっともっと楽しかっただろう。様々な「匠」が推奨する庭というのも面白かった。
自分たちが一軒家に住み、庭を持っている人にとっては更に興味深いのではないだろうか。
そこここに、出展者の顔写真があったり、作業をしている人がいたりして、そういう後のケアがきちんとしているところも好感が持てて、楽しいイベントだった。
期間は11月まであるので、チャンスがあったらもう一度行ってみたいなぁ。もっと涼しい時期で・・コスモスのころなんていいかも♪

帰りに大きな書店へ行った。
あぁ楽しい。至福の時間だった。
うろちょろうろちょろと回って、早めに見終えた!と達成感いっぱいだったけれど実際には一時間以上うろついていたのだった。
海外コージーミステリを数冊購入。妹用に刺繍の本なども物色。自分用にビーズ雑誌も買おうとしたけれど、立ち読みの女性の多さと、本の種類の多さに凹んで、断念した。だって・・・ずらりと並んで立ち読み中の人垣の隙間に手を伸ばして一冊ずつとってはチェックするのって大変だし・・・。手芸本コーナーがもうちょっと広かったらいいのになぁ。
08:53 | 日々のこと | trackbacks (0) | edit | page top↑

手芸のひととき

なかなか更新できずにいた。というのも、ひとつはマウスの調子が異常に悪いこと。
もう1つは・・なかなかやる気がでなかったということ。
いったん離れると、スランプに陥ってしまいがちだ。

更に拍車をかけているのが、ビーズ細工や、縫い物、編み物が楽しいってことだ。
パソコンに向かうより、つくりかけの細工物に向かってしまう。
時間がもっともっとほしいって思う。
(とか言いながら、ぼんやりする時間やサクラと遊ぶ時間は減ってないんだけど。笑)

妹とその友達が遊びに来た。
ちょうどお天気も最高で、風はそよそよと吹き、更にその風がもう秋の風で涼しく・・という日のお昼。のんびり、まったり語らって、サクラと遊んでもらって、更に三人で手芸店へ出かけた。
手芸店で、おそろしいほどゆっくり色々と買い込み、いそいそと帰る。
そして我が家で始まった、大手芸大会。つけっぱなしのDVDは「モンスターズインク」。たまに目をやり、引き込まれたり、また手芸に没頭したり・・を繰り返しながら、三人でさくさくとそれぞれの細工物を作り上げていく、不思議な楽しい時間だった。
紅茶もマリアージュのマルコポーロや、ウェディングを飲み、お供のお菓子はぽてちだったり、資生堂のチーズケーキだったり。のんびりゆるりと時は流れた。
作りかけのサクラのコートはちょっと大きすぎるような感じが不安だけど、随分進んだ。妹のキィホルダー(小さな刺繍が入るようになっていて、その刺繍に彼女は挑戦していた)は完成。お友達が作っていたかぶりもの(笑)はまだまだ裁断段階だけど、とても楽しそうな感じ。
なんてゆったりとした気持ちのいい午後だったことだろう。

赤毛のアンなどで、ダイアナと手芸をしながら語り合う場面や、パッチワークの会の話(映画の「キルトに綴る愛」とか)など、海外の女の子の手芸とお茶とおしゃべりの集いというのはよく読む。そんな時間をすごせたことをとても楽しく思った。

サクラは、大好きなルビノ(妹)ちゃんが来てくれたことだけでも大興奮だったのに、更に新しいお友達が来てくれたこと、更に更におみやげのかわいいぬいぐるみまでもらったことで、興奮度は最高に・・・おおはしゃぎだった。
でも、最後には皆がいる状況に安心したのか、定位置にてお昼寝に突入。妹に抱っこされて寝たりもしていて、なんだかとっても嬉しそうだった。かわいい一面を見せてくれてこちらも、嬉しかった。

またこういう一日がもてたらいいな。
信頼できるヒトと過ごす、お互いの作業に没頭していても、ぜんぜん気を使わなくても大丈夫な午後。良かった。
10:44 | 日々のこと | trackbacks (0) | edit | page top↑

児童向け本三冊笹生陽子さん&はやみねかおるさん。

笹生陽子「ぼくらのサイテーの夏」(1996年、講談社):本のお友達のfreestoneさんのサイトで知った笹生(さそう・・と読むそうだ)さんの児童向けの1冊。
面白い!元気がでる。最近、児童向けの本というのにパワーがあるように思う。
「階段落ち」というちょっと危険な遊びがやっていた。夏休みの前日、よりにもよってその遊びで怪我をしてしまう主人公桃井。おまけにそのせいでその遊びそのものの存在が先生にばれてしまい、散々に叱られた挙句、夏休み中プール掃除をいいつけられる。その相棒は、その遊びに初めて参加したにも関わらず格好良く得点を挙げ、初めて参加したということを明かさずもくもくと罰を引き受けた「かっこういいけどやなやつ」栗田。先生は「モモクリ三年、柿八年、なにごともしんぼうがかんじんだ」なんておやじギャグを飛ばすけど、主人公は凹みまくり。
さて、サイテーの夏休みが始まる・・・。
元気で、でも自分自身のルールというのをきっちり守ってる子供。今の子供の中にはこういうこがいっぱいいるんだろうなぁ。沢山の同胞の中でお互いの価値観が合うことを見つけ、歩み寄っていく・・・とかそういうの抜きで楽しい1冊だった。

同じく笹生さんの「さよならワルガキング」(2001年、汐文社):一段と字が大きくてたぶん小学生中学年向けだろう。トレーディングカードが欲しくて母親の財布から300円盗ったおれ。そのせいで「塾送り」の刑(塾に通うことになる)。そこで出あった橋本は、いつもマスクをしているひよわいやつ。だけど、俺のことをしたってくれる。近所の道雄にいちゃんは、不良の仲間だけどすっごくかっこういい・・・。不良に憧れてる少年が、本物の格好良さみたいなものに気づいていく・・といった話。これもいい。こういう時期ってあると思う。

はやみねかおる「魔女の隠れ里」
(1996年、講談社青い鳥文庫):これまた児童向けの1冊。名探偵夢水清志郎(呼び名は教授)が活躍するミステリ第四弾。元論理学の教授で今は自称名探偵。本屋とコンビに以外に商店を必要としないような生活を送り、自分の生年月日も忘れてしまうくらいに記憶力はゼロ。掃除もしない怠け者・・・だけど、実は本当に本物の名探偵なのだ。
彼の自称助手で物語を語るのは名探偵のお隣さんである三つ子の亜衣、真衣、美衣。
寒い三学期が始まる。三連休の前日、なんと教授に雑誌の連載依頼が来る。その連載とは「本物の名探偵が伝説の謎を解く」シリーズ。いろんな土地を訪れて謎を解いて原稿をかく・・なんてこと、なまけものの教授が快諾するはずなく、そこはそれ優秀な助手の手助け(第一回はスキー場に行く、しかも助手も連れて行ってくれると聞いて喜ぶ助手三人)もあり、強引な編集者の手によって連れ出される。
そして伝説&その日起きた不思議な事件も教授がすらすらっとといてしまうのだ。そして、つづいて今度は、櫻の時期に向けて連載依頼があり、またしても教授&助手は連れ出される。そしてそこで起きた事件とその悲しい真相に、教授は・・・。
これまた楽しい。とぼけた味があるミステリ。大人が読んでも結構楽しめるはず
10:32 | 本の感想 | trackbacks (0) | edit | page top↑

嵐の日

慌しく日々は流れていく。

台風が今年もやってきた。ここは直撃コースに毎年入ってしまう。
今回は特に台風自体のスピードがすごく遅くて、くるぞくるぞ・・と身構えた状態で二日くらい過ぎた。特に、いよいよ今日午後から直撃・・という日は朝からぱたぱたと様々な準備をした。
ごうごうと吹き荒れ、上下左右縦横無尽に吹き付ける風、雨。また風に乗って飛んでくる海の波。外はまっしろだ。うちは高台にあるので、浸水の危険はないし、この地区ではかなり高い階に住んでいるため、何かが飛んできて窓にあたるというような危険性は低い。自分のところから何かを吹き飛ばしてしまうということが不安だったのと、何よりも停電断水などが心配だった。
また、うちより下がったところにある実家は、以前の台風の際に浸水したことがある。そのときは本当に本当に悲しい思いを沢山した。今度もそんなことになるのではないか・・と満潮の時刻と台風のスピードを祈るような思いでテレビでチェックし続けた。
結局、以前の教訓からか、避難勧告が出た。避難場所として指定された学校は、うちのマンションと同じ町内にある。だから、両親には我が家に避難してもらうことにした。後で聞けば、勧告は避難命令とは違うから、従わなくてもいいのだそうだが、あれよりも風雨が強くなってから避難命令が出されたとしても避難することは不可能だと思う。すでに、外を歩けるような状態ではなかったため、両親を車で迎えにいった。風に煽られ、ハンドルを取られそうになり、雨で視界は最悪・・こんな荒天時に運転した経験がなかったけれど必死だとなんでも出来るもんだ・・。

幸い、台風の風雨が一番強い時期と満潮が少しずれたため、浸水は免れ、深夜には避難勧告も解除された。中心に入ってから、いわゆる台風の目とでもいうのだろうか、とても静かな時間が数時間続いた。
そして猛烈な吹き返し。
これまできた台風とは風向きが違うのもあって、強く感じた。マンション全体が揺れていた。
結果、大きな被害は免れたものの、今回の台風は、やはり強大でまた進度が遅かった。いつまでも続くかのような暴風雨。
雷雨にならなかったのが幸いしたのか、サクラは終始静かにしていた。悪天候で暗かったため、うつらうつらとすごし、両親と実家の愛犬ボクちゃんが避難してきたときは、まるでキャンプに行った子供のようにはしゃいで、大喜びだった。危機感がないなぁ。でもその様子にすごく慰められた。

そんなこんなで、どうも本を集中して読めず、きれぎれ読書が続いている。八月の途中から、本の感想を書くこと自体が億劫にも思えつつ・・そろそろ感覚を立て直さなくちゃ。

そうそう、
「本好きRING」に参加させていただくことになった。
沢山読むぞ〜。そして感想を書くぞ〜。輪を広げるぞ〜。




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「海水をまとった死体」「ろまん燈籠」「おこう紅絵暦」「走るジイサン」「坊っちゃん列車かまたき青春記」

またしても最読本、キャサリン・ホール・ペイジ「海草をまとった死体」(2001年、扶桑社ミステリー):本棚を覗いて「題名は覚えているけれど中身をうろ覚えの本はないかなぁ」と探すのが一番の楽しみ。そうして久々に手に取ったのが、この1冊だった。
主人公は牧師の娘であり、決して牧師とは結婚すまい・・と決めていたにも関わらず、恋に落ちた相手は牧師・・・で、結局その彼と結婚して幸せな生活を送っている主婦フェイス。このフェイスは、とにかく料理が上手で、もともとは実家のある大都会で仕出し屋をやっていたほどの腕前。今も(夫と暮らす田舎の村ではあるけれど)お店を開いている。
そんな彼女が、村を離れ、海辺の町へバカンスにくるところから物語りは始まる。実は、このフェイス、以前も死体を見つけ、殺人事件に巻き込まれ、それを解き明かした・・という実績の持ち主。頼れる隣人ピックスとともに、今回も資産家の老女の死とともに起きたごたごたに巻き込まれ、また、たまたま競り落としたキルトの謎を解き明かし、殺人犯にせまっていく。
面白い。もってまわったような表現の仕方であらわされるユーモアも好み。またフェイスとその夫トムもだけれど、隣人ピックスが非常に楽しい。村ではいつも周囲を気にしすぎているピックスがバカンスにくると陽気な社交家になっちゃうところや、フェイスと嗜好が全く違うのに仲良しで認め合っているところもいい。コージーミステリ好きには見逃せないシリーズ。最近は新作が出ていないみたいなんだけど・・・。

同じようにして選んだ最読本太宰治「ろまん燈籠」(平成元年、新潮文庫版・・初刷は昭和58年):太宰治の短編集。この中の「ろまん燈籠」と「誰」「恥」が妙に好きで、なんとなく心に残っており、何度も読み返している1冊。
ろまん燈籠は、ある個性豊かな家族が、つれづれに物語をつむいでいくというもの。一人が思いつきで、設定をつくり物語を書く。それに続けて、兄弟で物語を続けて、最終的に一遍の作品とする・・・という遊びをする家族、その書いていく過程、それぞれの個性とそれが生かされた作品が描き出される。独特のユーモアが好ましい。
「誰」と「恥」はどちらも作家へのファンレターがもとになった話。お互いの家庭の状態や顔、情報が少ない中、お互いを類推するのは作家の作品であり、送られてきた手紙だけである・・という状態が作り出す誤解やそれから生じることがらが面白い。
他に太平洋戦争勃発時の庶民の生活や心持が描き出された短編も入っている。

続いて図書館本。高橋克彦「おこう紅絵暦」(2003年、文藝春秋):この人の浮世絵鑑賞辞典が好きだった。わかりやすく、面白かった記憶がある。小説も「歌麿殺人事件」(だったかな?)というのなど、浮世絵がらみの話を読んだことが遠い記憶として残っている。だけど、あるときちらりと見た本が、なんだかおどろおどろしかった記憶があり、ずっとこの人の著作は避けていた。
が、たまたま図書館で見つけたこの1冊。面白い。
江戸時代を舞台に、北町奉行筆頭与力の妻であり、元ばくれん(女だてらにやくざめいた生活をしている女性たち・・らしい)、更にそのばくれんから足を洗って芸者をしていた・・という経歴を持つ女性「おこう」が主人公。そのおこうが、持ち前の勘の鋭さ、賢い頭脳、そしてその経歴からくる世知長けた部分を生かし(また、舅である左門の力も借り)て、様々な事件を解き明かしていく。短編推理時代小説集。
きっぷがよく、頭の良いおこうが、まずすごくいい。話の筋も全体に人情味があり、いい。左門がまた豪放磊落でいい(でも途中で落ち込んだりもするけど)。

池永陽「走るジイサン」
(1999年、集英社):図書館本。自分が立てた家(かなり古くなっている)に息子夫婦と同居する老人作次。息子夫婦・・とくに嫁を大切に思いながらも、遠慮し、自分を押さえ込むような生活を送っている。近くの喫茶店で、同じような境遇の老人や二人暮らしの老人夫婦(謎を抱えている)と語り合うのが楽しみという毎日だ。そんな作次、あるときから、頭の上に猿が座っているという感覚を覚えていく。それは、作次の鬱々とした不満の象徴なのだろうか・・。
そのうち、嫁の秘密、友人夫婦の秘密がすこしずつ明らかになっていく。作次はどう行動するのか?
全体に押し込められた押しつぶされた閉塞感があるのだけれど、どこかユーモラス。そして、最後はすこんとちいさいけれど何かが抜けたような感覚がある。

敷村良子「坊っちゃん列車かまたき青春記」(2002年、毎日新聞社):図書館本。「がんばっていきまっしょい」を書いた敷村さんの小説。元は著者の伯父様の私家版の本だそうだ。悪がき「ケンボ」が坊っちゃん列車のかまたき夫となる。そして、一本気で、よく言えば元気がいい、悪く言えば粗暴な性格のままに、会社、同僚、周囲の人々と様々な摩擦を起こしながらも、そのまっすぐな性格からか憎まれず、がつんがつんと生きていく。
とにかく、元気がいい。ぴちぴち跳ね回るみたいな小説。
楽しくて、こちらまで元気がでる。でも今の時代なら、なかなか受け入れられないのだろうなぁ。大らかな時代だったのだなぁ。

その他、米澤穂信「犬はどこだ」、吉本ばなな「ばななブレイク」、長嶋有「いろんな気持ちが本当の気持ち」、リタ・メイ・ブラウン「新聞をくばる猫」を読んだ。

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